今週はヴィクトリアマイルです。
日本の至宝アーモンドアイが出走します。
アーモンドアイに逆らう手はないのか?
週末に雨は降るのか?
いろいろと対応できるように調べておきましょう。
まずは過去レースのラップタイム分析から、どうぞ!!
過去レース分析
2019年 ラップタイム分析
着 | 馬 名 | 性 | R | 通過順位 | 上り | タイム | 馬体重 | 単勝 | 斤量 | 騎手 |
1 | ノームコア | 牝4 | 113 | ⑦⑦ | 33.2 | 01:30.50 | 470(+4) | 9.4 | 55 | Dレーン |
2 | プリモシーン | 牝4 | 112 | ⑩⑩ | 33.0 | 01:30.50 | 498(0) | 6.4 | 55 | 福永祐一 |
3 | クロコスミア | 牝6 | 111 | ⑤⑤ | 33.5 | 01:30.60 | 440(-8) | 30.8 | 55 | 戸崎圭太 |
4 | ラッキーライラック | 牝4 | 111 | ⑤⑤ | 33.5 | 01:30.60 | 506(-4) | 4.3 | 55 | 石橋脩 |

2019年は馬場が速く、ペースも早かったためレコード決着となりました。
レコードに貢献したのは、アエロリットで、テン3F33.7Sで逃げて5着に沈んでいます。これはが速すぎたと言わざるを得ない。
安田記念では戸崎騎手に乗り替わって、テン3F34.5Sでぺースを緩め、アーモンドアイを抑えて首差の2着でした。東京マイルを33秒台で逃げるのは無謀。
血統の話をすると、1着、2着はノームコアとプリモシーンで差して来れたのはこの2頭だけだった。両馬に共通するのはダンチヒで、ノームコアは父ダンチヒ系でプリモシーンは母父ダンチヒ系でした。
東京のスピード値5のスタミナ型レースはダンチヒ持ちが走りやすいことが多いのがポイントだとおもいます。
2018年 ラップタイム分析
着 | 馬 名 | 性 | R | 通過順位 | 上り | タイム | 馬体重 | 単勝 | 斤量 | 騎手 |
1 | ジュールポレール | 牝5 | 112 | ⑧⑧ | 33.3 | 01:32.30 | 460(-6) | 19.4 | 55 | 幸英明 |
2 | リスグラシュー | 牝4 | 111 | ⑬⑬ | 32.9 | 01:32.30 | 450(-2) | 4.3 | 55 | 武豊 |
3 | レッドアヴァンセ | 牝5 | 110 | ④④ | 33.6 | 01:32.30 | 448(+4) | 12.1 | 55 | 北村友一 |
4 | アエロリット | 牝4 | 109 | ②② | 34.0 | 01:32.40 | 504(0) | 5.3 | 55 | 戸崎圭太 |

2018年もアエロリットが出走していますね。
この年はカワキタエンカがスローで逃げて、アエロリットは番手でキレ負けして4着でした。このレースがあって2019年はぶっ飛ばした可能性があります。
レースとしてはスピード値9が求められ、王道血統のディープインパクト産駒が1,3着でした。2着はリスグラシューでした。
血統の話をすると、1着3着のジュールポレールとレッドアヴァンセは、父ディープインパクトで母父はダンシングブレーヴとエリシオで凱旋門賞の勝ち馬とういう共通点があります。
しかし、この年はディープインパクト×フレンチデピュティなどの生粋の王道血統の人気馬はいなかったため、ディープインパクト×凱旋門賞血統が来たのだと思っています。
基本的にスピード値9のレースは、ディープインパクト、ロードカナロア、キングカメハメハなどの王道血統が来やすい傾向があります。
2017年 ラップタイム分析
1 | アドマイヤリード | 牝4 | 112 | ⑫⑦ | 33.4 | 01:33.90 | 422(-4) | 13.5 | 55 | Cルメー |
2 | デンコウアンジュ | 牝4 | 109 | ⑨⑪ | 33.2 | 01:34.10 | 444(0) | 67.9 | 55 | 蛯名正義 |
3 | ジュールポレール | 牝4 | 109 | ⑥⑦ | 33.6 | 01:34.10 | 452(-2) | 17.5 | 55 | 幸英明 |
4 | スマートレイアー | 牝7 | 109 | ②② | 34.0 | 01:34.10 | 470(-6) | 8.9 | 55 | 武豊 |

2017年は馬場が重くパワーが問われたレースでした。
この年は雨の影響で例年とは異質なラップタイム適性となっています。
週末に雨が降ったら参考にするべきレースだと思っています。
特徴としてはグラフの通りパワー要求され、パワーのある競走馬が好走しています。
スローの中山をパワーで捲れるようなイメージです。
2016年 ラップタイム分析
着 | 馬 名 | 性 | R | 通過順位 | 上り | タイム | 馬体重 | 単勝 | 斤量 | 騎手 |
1 | ストレイトガール | 牝7 | 115 | ⑪⑩ | 33.4 | 01:31.50 | 466(+2) | 17.7 | 55 | 戸崎圭太 |
2 | ミッキークイーン | 牝4 | 110 | ⑬⑫ | 33.6 | 01:31.90 | 432(0) | 3.4 | 55 | 浜中俊 |
3 | ショウナンパンドラ | 牝5 | 110 | ⑬⑭ | 33.5 | 01:31.90 | 446(-10) | 4.4 | 55 | 池添謙一 |
4 | スマートレイアー | 牝6 | 108 | ②③ | 34.5 | 01:32.10 | 466(0) | 7 | 55 | 武豊 |

2016年は2019年と類似した適性を求められました。
スピード値5のスタミナ型です。ダンチヒ持ちにアドバンテージがあるレースになりやすいのは、研究済み。
勝ったのはストレートガールでした。母母父がデインヒルでダンチヒ系。。
2、3着はミッキークイーンとミッキークイーンで1、2番人気でした。
共通点はディープインパクト産駒で、母父がノーザン系の王道血統。
また、2頭とも東京2400mのG1勝ちがあります。
過去レースまとめ

基本はスピード値5のスタミナレース。
そういったレースの時はダンチヒ持ちが好走。
雨が降るとパワー値を重視していきたいと思っています。
有力馬 ラップタイム分析
アーモンドアイ
好走レース ラップタイム分析
年 | レース名 | 距離 | 性 | 着 | スピード | スタミナ | パワー | R | 通過順位 | 上り | タイム | 馬体重 | 単勝 | 斤量 | 騎手 |
2019 | 天皇賞(秋)GⅠ | 2000 | 牝4 | 1 | 9 | 3 | 3 | 124 | ⑤⑥⑤ | 33.8 | 01:56.20 | 480(-4) | 1.6 | 56 | Cルメー |
2019 | 安田記念GⅠ | 1600 | 牝4 | 3 | 8 | 4 | 3 | 113 | ⑪⑨ | 32.4 | 01:30.9 | 484(—) | 1.7 | 56 | Cルメー |
2018 | ジャパンCGⅠ | 2400 | 牝3 | 1 | 9 | 2.5 | 3.5 | 124 | ③②②② | 34.1 | 02:20.60 | 472(-8) | 1.4 | 53 | Cルメー |
2018 | 秋華賞GⅠ | 2000 | 牝3 | 1 | 5 | 5 | 5 | 116 | ⑪⑪⑪⑫ | 33.6 | 01:58.50 | 480(+14) | 1.3 | 55 | Cルメー |

基本的に王道レースであるスピード値が求められるレースで滅法強いです。
天皇賞(秋)、ジャパンカップではレーティング124でアローワンスを含めると128です。
ディープインパクトのジャパンカップが125ですから、過去最強馬と言っても過言ではありません。
昨年の安田記念も出遅れてタイム差なしの3着ですから、まともなら勝っていたと考えるのが当然でしょう。
秋華賞でスピード値5のレースを勝っていますが、レーティングは116しか付いておらず、パフォーマンスを下げていると見ることも出来ると思います。
凡走レース ラップタイム分析
凡走レースは有馬記念だけです。

有馬記念はまったくスピードが求められないレースでした。
スピード値が最低値の1で、パワーとスタミナが求められました。
まとめ
アーモンドアイは日本競馬の申し子と言ってよい存在であり、スピード値が求められるレースでは日本歴代最強馬だと思っています。
スピード値が3以下のレースでは、有馬記念のようにスタミナ切れを起こす可能性があるため、逆らうチャンスがありますので、週末の雨次第では超一流馬から一流馬に成り下がると思うので、逆らえる可能性はあります。
サウンドキアラ
好走レース ラップタイム分析
年 | レース名 | 距離 | 性 | 着 | スピード | スタミナ | パワー | R | 通過順位 | 上り | タイム | 馬体重 | 単勝 | 斤量 | 騎手 |
2020 | サンケイスポーツ杯阪神牝馬SGⅡ | 1600 | 牝5 | 1 | 5 | 5 | 5 | 109 | ⑤⑤ | 33.7 | 01:32.90 | 458(-2) | 3.2 | 54 | 松山弘平 |
2020 | 京都牝馬SGⅢ | 1400 | 牝5 | 1 | 5 | 2 | 8 | 107 | ④⑦ | 34.5 | 01:23.2 | 460(+2) | 4.3 | 55 | 松山弘平 |
2020 | スポーツニッポン賞京都金杯GⅢ | 1600 | 牝5 | 1 | 2 | 5.5 | 7.5 | 102 | ④⑤ | 34.6 | 01:34.00 | 458(+2) | 5.5 | 53 | 松山弘平 |

3連勝中のラップタイムを分析すると、パワーが高いレースで好走できることが分かる。
凡走レース ラップタイム分析
年 | レース名 | 距離 | 着 | スピード | スタミナ | パワー |
2019 | ヴィクトリアマイルGⅠ | 1600 | 1 | 5 | 7 | 3 |
2019 | リゲルステークス | 1600 | 1 | 4 | 6 | 5 |

凡走レースは2019ヴィクトリアマイルとリゲルステークス。
スタミナが問われるレースでパフォーマンスを落としていると考えます。
まとめ
サウンドキアラはパワーレースでパフォーマンスを発揮し、スタミナレースではパフォーマンスを発揮下げる傾向があります。
ヴィクトリアマイルでいえば、2019年と2016年の流れになると厳しく、2017年の条件がそろえば、ピッタリフィットしそうです。
すべては週末の雨次第と言えるでしょう。
ノームコア
好走レース ラップタイム分析
年 | レース名 | 距離 | 性 | 着 | スピード | スタミナ | パワー | R | 通過順位 | 上り | タイム | 馬体重 | 単勝 | 斤量 | 騎手 |
2019 | ヴィクトリアマイルGⅠ | 1600 | 牝4 | 1 | 5 | 7 | 3 | 113 | ⑦⑦ | 33.2 | 01:30.50 | 470(+4) | 9.4 | 55 | Dレーン |
2019 | 富士SGⅢ | 1600 | 牝4 | 1 | 5 | 3.5 | 6.5 | 112 | ⑬⑫ | 33.2 | 01:33.0 | 470(0) | 4.8 | 56 | Cルメー |

好走レースは東京1600の2レース。
スピード値5でラストを33.2秒で差し切っています。
凡走レース ラップタイム分析
年 | レース名 | 距離 | 着 | スピード | スタミナ | パワー |
2019 | 愛知杯GⅢ | 2000 | 2 | 8 | 2.5 | 4.5 |
2018 | エリザベス女王杯GⅠ | 2200 | 1 | 7 | 2.5 | 5.5 |

凡走レースは愛知杯とエリザベス女王杯2018です。
スピード値が高いレースで凡走しています。
愛知杯は2着に来ていますが、レーティングも低く、格下相手に2着と能力だけで2着に来たのだと判断しました。
まとめ
スピード値が高いと好走できないが、5以下であれば好走している。
スピード値が低いレースは実績がないため判断が難しいが、おそらく好走可能と推測する。
プリモシーン
好走レース ラップタイム分析
年 | レース名 | 距離 | 性 | 着 | スピード | スタミナ | パワー | R | 通過順位 | 上り | タイム | 馬体重 | 単勝 | 斤量 | 騎手 |
2019 | ヴィクトリアマイルGⅠ | 1600 | 牝4 | 2 | 5 | 7 | 3 | 112 | ⑩⑩ | 33.0 | 01:30.50 | 498(0) | 6.4 | 55 | 福永祐一 |
2020 | 東京新聞杯GⅢ | 1600 | 牝5 | 1 | 4 | 6 | 5 | 111 | ⑥⑥ | 33.6 | 01:33.0 | 504(+8) | 7.8 | 56 | Mデムー |

ヴィクトリアマイルと東京新聞杯では、ペースが速くスタミナ値が求められました。
スタミナが求められるとパフォーマンスを発揮することがわかりました。
凡走レース ラップタイム分析
年 | レース名 | 距離 | 着 | スピード | スタミナ | パワー |
2019 | マイルチャンピオンシップGⅠ | 1600 | 11 | 5 | 2.5 | 7.5 |
2019 | アイルランドトロフィー府中牝馬SGⅡ | 1800 | 15 | 7 | 3.5 | 4.5 |

パワー値が求められるレースでは、パフォーマンスを発揮できていません。
まとめ
スタミナ値が求められるとパフォーマンスを発揮するタイプと判断しました。
サウンドキアラとは逆の適性なので、同時に好走するのは難しいと思います。
続きます。

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